事故により道路が通行止めになってしまった場合の対処法を考える
前回の記事でお伝えした仙台での坐禅ナイトに向かう際に国道48号線で通行止めに会っててしまいました
17:30の集合時間に対し、残り20㎞の地点で15:00すぎだったので、いいペースで進んでいたのですが、選択のまちがいや不運によって最終的に到着が18:00すぎになってしまいご迷惑をかけてしまうことに
車で遠出する機会も少なく、こういうことは初めての体験だったのですが
今回の記事では今後に役立てるために実際に私がした対処と、とるべき対策を残します。
他山の石としていただければ幸いです
1、なぜ突発的な渋滞(停滞)が起こるのか?
- 交通容量以上に交通が集中することにより発生する「交通集中渋滞」
- 工事の規制に伴って発生する「工事渋滞」
- 交通事故によって発生する「事故渋滞」
NEXCO東日本HPより
厳密な定義では、道路における渋滞とは、時速40km以下で低速走行、あるいは停止発進を繰り返す車列が1km以上かつ15分以上継続した状態を指し、渋滞の中でも車両の進行が著しく悪く、ほぼ停止している状態を「停滞」というとのこと
GoogleMapなどクラウド地図だと大掛かりな工事や交通規制はかなりの精度と早さで地図に表示されます
2、走行中は渋滞の原因が分からない
目的地まで30㎞・30分のところで足止めになりました
今回の国道48号線の渋滞は、結果的には14:50分に発生した車両事故が原因と後で分かりましたが、実際に走行していると徐々に車の流れが悪くなっていき、少しづつ停発進を繰り返しながら完全に流れが止まってしまいました
事故発生直後はちょっとづつ流れがゆるやかになり渋滞していくため、完全に停車する時間が少なくスマートフォンで調べることもままなりません
後になって引き返してくる車の分だけ流れが進むことに気づきますが、当初は車が少しづつ流れていくので道路工事で片側通行を待っているものと受け止めてしまいました
首都圏や繁忙期ならば「交通集中渋滞」が原因とも考えられますが、山道など交通量における渋滞が考えにくい道路においては「事故渋滞」を念頭において行動するべきでした
3、何が原因の渋滞であるのか調べる
法律で車両走行中はスマートフォンを操作してはいけないので、完全に渋滞で停まってしまってから原因を調べてみましたが
元々交通量や住宅店舗の少ない山道ということもあり一般的な検索方法ではなにも見つかりませんでした
Twitterを調べてみると、仙台市のバス情報がヒットし、走行中の道路における交通事故だと分かりました
こういったローカル地区の即時情報だとSNSはリアルタイムで発信されるため重要な情報源です

とりあえず事故があったことは分かり、天童から仙台に抜ける国道48号線は一本の山道なのでしばらく待つことにしました
しかし停車時間が長くなり流れが停まってしまって40分くらい経過し、その時点でも集合時間まで2時間ほどあったため焦りはありませんでした
さらに調べものをしていると、いままで知りませんでしたが「日本道路情報センター」という公益財団法人がヒットしたためコールセンターに電話してみることに
5、事故による渋滞の場合、発生時刻は伝えてくれるが具体的な解消時間は分からない
走行中の道路である宮城県担当の電話番号に電話すると、オペレーターのお姉さんが丁寧に対応してくれました
渋滞を感じたのが15:00でその時の時刻が15:45。電話口で教えてもらって初めて交通事故が14:50に現在地より約700m先で発生したものだと分かりました
「交通解消はいつごろになりそうか?」「現在地から仙台に向かう場合において待つべきか引き返すべきか」
を伺ったのですが、道路状況や事故状況によって大きく時間が前後する物であり
日本道路情報センター側としても確証のない予想は立場上お伝え出来ないようでした
それを踏まえても事故状況や発生時間を教えていただけるため、有事の際にまずは「日本道路情報センター」に電話するべきだと感じます
当初は渋滞が長引き完全に車が停まるような状況になり30分くらい経過すると動きをみせる人が多くなります
複数人で乗車している方は歩いて事故現場まで行く人がでたり、道路沿いの家屋の人も外にでてきて状況を確かめ始めました
この辺でUターンする車も多くなりはじめた印象です
私もそうでしたが、渋滞や停滞がはじまってすぐはみなさんなかなか車から降りませんし「みんなトラブルの時は互いに様子を伺うのだなぁ」と感じました
すぐに行動を移す方は想定より本当に少ないです
7、引き返すことにした要因
渋滞が始まってから20~30分くらい経ってくると、複数人で乗車している方は歩いて事故現場まで行く人がでたり、道路沿いの家屋の人も外にでてきます
この辺でUターンする車も多くなりはじめた印象です。私も日本道路情報センターに電話がつながってからしばらく考えましたが
事故発生時間が2時50分だという確定事項(道路交通情報センターソース
現在時刻が3時50分なのに停滞が解消されない
国道であるが片側一本の山道
だということ
歩いて事故現場を見に行った人に車の窓越しで話を伺うと、まだまだ解消は先になりそうという予想。また、地元の方も引き返すと言っていたのを耳にして引き返すことにしました
8、迂回ルートと走行距離

結果として事故現場から1km手前の目的地(仙台市内)より30㎞ほど手前から引き返しました
山道の一本道だったので 天童→山形北IC→高速道路 というルートを辿り、30㎞ですむところを150km以上走ることになりました。集合時間は17:30、渋滞に合ったのが15:00
引き返したのが16:00でしたが、目的地についたときは18:00を周っていました
9、引き返して迂回した結果
引き返したのが16:00でしたが、目的地についたときは18:00を周っていました
高速道路は山形北IC~仙台で1680円
15:00すぎに渋滞を感じた時に事務局の人に連絡をしていたため大事にはなりませんでしたが迷惑をかけてしまったのは事実であり、とはいえ予測不能で回避不能な事態は出てしまうものなので早めに連絡していてよかったと思います
ちなみに後で調べたところ通行規制は事故発生から1時間40分後、私が引き返してから30分後の16:30に解除されていました、迂回路が2時間だったんですが後30分待っていればそのまま通れたんですね・・・
10、反省~引き返すなら引き返す 待つなら待つという選択~
結果的に多くの裏目を引いてしまい迂回路を通ることで余計なガソリン代と高速代を負担することになってしまいましたが
この点についてはしょうがない部分があったかとおもいます
反省点としては、渋滞発生から1時間まで”行動”を決めあぐねてしまった点です。道路交通センターで事故発生時間を確認してすぐ引き返す判断ができていれば集合時間に間に合っていたでしょうし、迂回路の所要時間と距離を正確に把握していれば連絡後どこかでデスクワークをして待つこともできました
なかなか直面することではないですが、「正確に情報を把握しそれを分析してすぐに行動指針を考えるという」ことの大切さを再認識しました
後で調べたところ、渋滞の元となった事故で大きな怪我はなかったようで安心しました
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