2023年に法改正される電動キックボード:LUUPに乗ってみたら危なかった話
布教師養成所から帰ってきました
こちらの記事で書いた1月末から2月頭にかけての東京研修の際、最終日の夜に年度最後ということで品川で少人数の短い懇親会がありました
品川に泊まれば一番いいのですが品川プリンスは割高なので、少し離れた品川シーサイドのホテルに宿泊することに(海側のアクセスが悪いところの方が部屋が広くて安い)
穴場の品川シーサイド
ホテルのエントランス外に見慣れない駐輪場のようなものがあったので調べてみると
今年、2023年7月から法改正されることで話題の電動キックボードのレンタルがありました
こういうやつです
宿泊地から会場の品川駅近辺までは3㎞強。研修中はずっと施設内から出られないので運動を兼ねて歩いてもいいかなと思っていたのですが
秋田にいると電動キックボードに乗る機会もなかなかなさそう+初回30分無料キャンペーンということで乗ってみました
2023年の法改正の前が下画像の左のルールになっています、スマートフォンにLUUPアプリをインストールし、学習ページと、事前の法律問題をクリアすると乗ることができます。
今回は30分無料だったので0円でしたが
【ライド料金】 ライド基本料金50円(税込)、時間料金1分あたり15円(税込)
になっており、マップや料金をふくめ専用アプリで地図の確認から支払いまでできるようになっています
電動キックボードにおける法律
機体情報はこちら、実際に乗る前にテストをクリアしなければなりません
色々な登録をすませると、スタート地点のスポットをアプリ上で選択し、停車するところを指定します
エリアは現在拡大中ということですが23区の主要駅となる品川近辺にはかなりのスポットがあり不便はしない様子でした
しかし、目的地近辺のスポットがいっぱいであると返却ができない場合もあるので注意が必要です
今回ライドしたルート
3キロ強20分ほど乗りました
実際に乗った感想
〇機体について
まずスマートフォンのアプリでQRコードを読み取り、スポットから車道へと移動するのですが、LUUPの電動スクーターを手押しした感じ、かなり重い自転車をおす印象を受けました。後で調べたところ重量は25kgということで、手押しするのはなかなか疲れるところがあります。
現在の法律でもヘルメットは努力義務であり、電動キックボードをスポットからスポットから乗り捨てるような場合、わざわざヘルメットを持って歩く人は少ないと思ういます。キックボードというよりは原動付自転車といったイメージ。本体にはスマートフォンを固定するホルダーと、速度が表示される液晶。片側ミラーがついています
正直かなり楽しいです。バイクや自転車に乗るのが好きな方は、旅行中にも公共交通機関をつかわずに23区を自分で気軽に運転できる独特の楽しみがあると思います
始動時はキックボードやスケートボードにのるように片足を載せた状態で別の片足で地面を蹴って勢いをつけてから、適宜アクセルを回して両足をのせます(こういうのをやったことがないひとには少しむずかしそう)速度は電子制御されているようでアクセルを握っても時速15㎞以上にはならない様子。下り坂の時はもちろん速度がでるので、両側についた握るタイプのブレーキで調整します
〇料金について
今回は初回30分以内無料キャンペーンということで支払いはありませんでした。実際にかかる料金ベースで考えると、基本料金50円+従量課金時間料金 1分15円×20分=300円で350円になります。タクシーと比べるとだいぶ安いですが、車道に押している時や、返却するまでの手押しも料金が発生するので、バスや電車が便利な23区内だとそこまで金銭的な優位性はないかと思います。自由気ままに移動できるというところに価値を見出せればとてもリーズナブル
道路交通法においては、電動キックボードは「原動機付自転車」に区分されるため、基本的には車道を走らなければなりません。大きい交差点の二段階右折など、事前にわかっていないと難しいところもみられます。また、車体が小さく速度もでないため、車道の端を走行することになり、交通量の多く、バイク便やすり抜けをするバイク、タクシーが多く走るような23区内では普通に走行しているだけでも非常に危ないと感じました
特に今までバイクや原動付自転車に乗ったことがない人にとっては注意するべきところが身についていないので非常に危険だと思います。ヘルメットも努力義務ということでつけない人の方が多いと思うので、もし交通事故がおきると大変なことになるでしょう。今現在でも電動キックボードの事故は起きているようですが、法改正により普及する過程で不幸な事故が発生することが予見できます
また、普通のキックボードのように運転者が立ちながら走行するのですが付属の片側ミラーの視認性がとても悪く感じました。一応ミラーを曲げて調整できるようになっているのですが、180㎝ほどの私は走行中姿勢を低くしないとミラーを確認できないような状況です
急いでいるタクシーや死角の多い大型トラックに電動キックボードの小さな機体が適切に視認されるとはどうしても思えませんでした
実際に乗ると視認性が悪いミラー
便利で楽しい乗り物ですがバイクに乗ったことがない方、都内で運転したことがない人にはおすすめできません
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