本堂西側・障子細長上部張り替えDIY その1(準備物と古い障子の後処理)


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本堂西側に収納スペースがあるのですが、こちらに大型スチールラックを入れる際に上側の障子がやぶけてしまいました


2段式の障子なのですが3年ほど前に下の大きい部分は全部張り替えましたが力尽きてしまったので、この際、お盆のまえにいつ変えたんだかわからない上の部分をはりかえることに


今回張り替えたのは縦30㎝・横80㎝ほどの横長の障子を8セット(多い)です





★準備したもの★




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霧吹きと水。古い障子紙に水分を含ませてはがす作業のとき用。そんなにこだわらなくていい部分だと思います。右側の使い古しのハブラシは汚れトリに




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カッター・カッター板・定規・障子紙・マスキングテープ


最近の障子は破れにくいように丈夫なのでハサミだとなかなかカットが難しいと思います。しっかりと切れて安定性のあるカットツールを

障子紙は年回表にも使っていたのでお寺にストックがありました。障子の下部分の大きいところは、机の出し入れ等もあるので破れに一番強いプラスチック製の障子紙をはっていますが

上の部分は危ない機会もそんなにないので普通の障子紙を選択。マスキングテープは新しい障子を張る際の仮止めに使います



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小麦粉と水で作るノリ


障子用のノリも市販されていますがお寺に在庫はなし。一般的なスティックのりや水のりは粘着力が強いので、貼るときはよくても張り替える時にはがすのが大変になるので避けるべきとのこと

そんなに障子を張り替えることも頻繁にないのに買うのもなぁと思って調べていたところ、小麦を煮詰めてノリが作れるそうなので作ってみることに。専用の障子のりを買っても次に使う時まで保存しておく自信がありません




★作業の様子(古い障子紙の除去)★



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霧吹きと雑巾等で障子の端のノリのついた部分を濡らします 5~10分くらいすると柔らかくなってかさぶたをはがすようにむけてきます


最初は一枚づつやっていましたが、全部で8枚と枚数が多いので後半はまとめて作業しました。コツとしては濡らしすぎると木枠にシミやダメージが入りそうなのでほどほどにすることと、しっかりと水分を含ませて一度にはがした方がキレイにはがせます


どうしても古いノリの成分が残る部分があるので、そういうところは再び水分を含ませて雑巾や柔らかい歯ブラシ等で綺麗にします



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古い障子紙をとったあとは、ついでに木枠をキレイに拭いてしっかりと乾燥させます


作業日はちょうど日当たりも強すぎずいい日でした


木材なので直射日光は変色や木が反るリスクがあるかと思われます



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自分の家のお墓なのでモラル的にはギリギリセーフです・・・


長くなったのでその2の記事に続きます

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