新潟県関川村の・雲仙寺さんにおじゃましました
2022.7.7-8 新潟県南蒲原郡東龍寺さまの眼蔵会「正法眼蔵行持」に参加してまいりました
こちらの記事で書いた研修に伺う前日に修行時代からお世話になっている新潟県の雲仙寺さんに泊めていただきました
秋田市から新潟県の目的地のお寺までは約330㎞。新潟県は同じ日本海側でそんなに遠くないイメージだったんですが、秋田市から仙台まで200km強と考えるとかなりの距離です
龍峰山 雲泉寺
御開山 大寂院法王能昭禅師 源翁心昭大和尚
雲泉寺は延文3年(1359)頃、能登總持寺(現在は鶴見)峨山韶碩禅師の弟子、源翁和尚によって開かれました。古くは知足庵と称し真言宗に属した光兎山系の修験者の庵であったと伝えられています。当初は源翁和尚と師弟関係でもある真言宗の僧侶、法秀阿闍梨が閑居し、法秀阿闍梨は天に龍を見ると寺名を龍峰院と改めました。それから諸国行脚中の源翁和尚が龍峰院を訪れます。しかし、間もなくして法秀阿闍梨は遷化されました。法秀阿闍梨が荼毘に付された際に境内の老杉が倒れ、根本から温泉が湧き出たそうです。源翁和尚はこの霊験に感謝して寺名を温泉寺に改めました。また源翁和尚は、倒れた老杉から師匠峨山禅師の尊像を彫刻され、今に伝わっています。修行道場であったため、温泉は後に封じることとなりますが、信者の力に支えられながら、雲泉寺と寺名を改め現在まで続いています。
源翁和尚は栃木県那須野ヶ原の殺生石を済度された功により「大寂院法王能昭禅師」勅賜号、紫衣を賜りました。源翁和尚以後、住職のいない時代もあり雲泉寺は荒廃しますが、11世雪翁和尚、13世説巌和尚の時代に修復再興、そして現在まで檀信徒の信仰心と近隣寺院の力により法灯が続いています。雲泉寺の本尊様である釈迦如来座像、脇侍の文殊菩薩、普賢菩薩は説巌和尚の時に村上城主松平大和守より拝領したものです。源翁和尚による禅風宣揚の偉業から近代まで法灯伝承して明治年間、宗門出世道場として格地随意会地の寺格を授けられて現在に至ります。<曹洞禅ナビより>
ありがたく泊めていただいた雲泉寺さんは格地といってとても歴史のあるお寺でした。開闢が1359年の室町時代ということです
東光寺が開かれたのは1824年で江戸時代の終わりの方と考えると物凄い歴史ですね
お寺のある新潟県の関川村は、胎内市から東へ15㎞ほどのところで、コシヒカリの産地としても有名だそうです
秋田でいうと山の近くに大きな水田があって太平や秋ノ宮のようなイメージです
雲仙寺本堂
寺院は戦火や火事によって長い歴史の中で建て替えられているところも多いですが、雲仙寺さんは昔のままの姿を残しているとのこと
欄間の彫刻も見事です
西が虎で東が獅子でしょうか。このようなワンオフの職人さんの技法が歴史を超えて残っているのは風情があります
裏庭(広い)の池には錦鯉が泳いでいました
こちらは非常に大きな鐘楼
例の如く戦争の時に鐘をもっていかれてしまったようなんですが、平成17年に作り直したとのことでした
毎日朝6時前には地域に大梵鐘の音が響くそうです
住職さんは達筆な方で、ご自身の活動や各種パンフレットも充実していました
東光寺も紙のパンフレットがほしいなぁ
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