仏教語コラム ”過去帳”

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当ホームページでも何回か質問があって過去帳について書かせていただきました



【Q&A】過去帳を書いていただけないでしょうか?


東光寺であつかっている過去帳



いままで紹介したのは皆さんのご家庭の仏壇用の過去帳です




在家用過去帳(一般のご家庭用の過去帳)


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一般のご家庭用の過去帳は折本形式が多く「過去帳」「過去帖」といいます


歴史が長い家になると仏壇の中の位牌は数が増えると仏壇内に置ききれなったり、経年劣化により煤けたり文字が漆ごと剥げ落ちたりするなどして判読不能に陥る場合も多いため、33回忌や50回忌を区切りにお滝上げに出される方が多いです


過去帳があると時代が古い方の生前のお名前やご戒名や関係性を記録しておけ各ご家庭の系譜となります。普段は仏壇の中に見台に乗せるもしくは、平時は引き出しにしまっておき、月命日にのみ仏壇の中に入れ見台の上に乗せて使います

(箱に入れて奥にしまっている方がいらっしゃいますが、ご法事の時は出していていただけると僧侶的にありたいです)




仏具やさん、お寺他、Amazonや楽天でも多種多様の過去帳が

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寺院用過去帳


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一方寺院用の過去帳は、そのお寺でご葬儀した故人を記す、和本形式の物です。


東光寺では大過去帳といってお寺が仁井田に移転してきた120年前、江戸時後期ぐらいから現在にいたるまで、お葬式を挙げられた方の生前のお名前やご戒名等を保管しております。

こちらはプライバシー保護の観点から、一般の方から業者さん、メディアに対してもお見せすることは決してありません



普段は金庫の中にしまって厳重に管理しており、書き足すときにのみ開けるようにしております

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