カテゴリ「正法眼蔵随聞記」について
『正法眼蔵随聞記』(しょうぼうげんぞうずいもんき)は、禅僧で曹洞宗開祖道元禅師の2歳年長の弟子で、永平寺2世である孤雲懐奘が記した曹洞禅の語録書である。嘉禎年間に成立した。
懐奘は約20年間にわたり師・道元に近時(随侍)し、道元が折にふれ弟子たちに説いた言葉や、道元との問答を克明に筆記したのが『正法眼蔵随聞記』である、懐奘没後に弟子たちがまとめた。道元の人となりや『正法眼蔵』を理解する上での基本文献である。
「正法眼蔵随聞記」は、文暦元年(1234年)から道元禅師(どうげんぜんじ)のお弟子さんで、のちに永平寺2世となられる孤雲懐奘禅師が(こうんえじょうぜんじ)が 道元禅師のお話されたエピソードをしたためてまとめられたものです。
なかなか、当時の書物は古語であるという点もあり、時代背景にも差があり難しいところではありますが、水野先生の訳は『正法眼蔵』を理解するうえでの最良の入門書でもあるといわれています
当時の道元禅師の考えやお話など、現代に共通するところが多くあります
こちらのカテゴリでは、「正法眼蔵随聞記」の中から、副住職の勉強も兼ねながら特に印象的な引用などをご紹介できればと思います