category: 山門掲示板  1/2

令和5年9月の山門掲示板「無一物」

無一物万物は元々空である 何も持たずに生まれ 一物も持たずに去る9月の山門掲示板は禅語から無一物をかきましたこの言句は「本来無一物」中国禅宗の祖である、大鑑慧能(だいかんえのう)禅師(638~713)『六祖壇経』に次のような偈(漢詩)が載せられています。菩提本樹無(ぼだいもとじゅな)し、明鏡亦台(めいきょうまただい)に非(あら)ず。本来無一物、何(いず)れの処(ところ)にか塵埃(じんあい)を惹(ひ)かん...

  •  0
  •  0

令和5年7月の山門掲示板「大道に捨てられた塵芥の山堆の中から香しく麗しい蓮華が生ずる」

大道に捨てられた塵芥の山堆の中から香しく麗しい蓮華が生ずる7月の東光寺山門掲示板はお釈迦さまのお言葉現代語にすると「道にすてられたゴミだめの中から良い香りのするキレイな蓮の花が咲く」という意味です現存する最古の経典は、釈尊没後に昔のインドの言葉で書かれており”真理”または”法”を意味するダンマ(巴: dhamma)、”言葉”を意味するパダ(巴: pada)からダンマパダという経典で、日本語では真理の言葉と訳されています...

  •  0
  •  0

令和5年6月の山門掲示板「真のテストはあなたが学校で学んだことでなく学んだことをどのように使ったかで問われる」

真のテストはあなたが学校で学んだことでなく学んだことをどのように使ったかで問われる6月の東光寺山門掲示板はジム・ロジャースさんの言葉お寺の前の下丁の通りは、仁井田小学校、御野場中学校、各高校への通学路になっているので若い世代の方も山門掲示板の前をとおって学校に行くと思います東光寺は曹洞宗寺院なので仏教の教えをメインにお伝えしたいところではございますが、なかなか難しいものも多いため、ひと月ごとに仏教...

  •  0
  •  0

令和5年5月の山門掲示板「学ぶことの少ない人は、牛のように老いる。彼の肉は増えるが、彼の智慧は増えない」

学ぶことの少ない人は、牛のように老いる。彼の肉は増えるが、彼の智慧は増えないゴールデンウィークかと思っていたら、いつのまにか5月も終わりに近づいてしまい遅くなってしまい申し訳ありません5月の山門掲示板は、東光寺のご本尊でもあり約2,500年にインドで仏教を興されお悟りをひらかれたお釈迦さまの言葉曹洞宗の檀信徒の方は、おうちの仏壇を見てください真ん中にいる方がお釈迦さまです実際にお釈迦さまが伝えたとされる...

  •  0
  •  -

令和5年4月の山門掲示板「一切の男子はこれ我が父なり。一切の女人はこれ我が母なり。」

”一切の男子はこれ我が父なり。一切の女人はこれ我が母なり。”東光寺は曹洞宗の禅寺ですが、今月は真言宗の開祖・弘法大師空海のお言葉原文では一切の男子はこれ我が父なり。一切の女人はこれ我が母なり。一切の衆生は皆これ我が二親・師君なりと続きます「自分以外のどの男性も父のように思い、どの女性も母のように敬い、すべての人々が自分の師匠であり父母である」とのお示しです現代社会に生きていると、自分が人を見る時も、...

  •  0
  •  -

令和5年3月の山門掲示板「体を真っすぐにして息を調えて坐れば心も真っすぐ素直になるこれが幸せになることなんだ」

春のお彼岸がある3月は永平寺七十八世貫主を勤められた宮崎奕保禅師の言葉から坐禅に対する解説の本は昔から今まで多数ありますが、宮崎禅師のこの言葉はとても分かりやすく暖かみがあって好きな言葉です永平寺78世 宮崎奕保禅師宮崎禅師は幼いときにお母さんと生き別れ、お父さんも病気で亡くされわずか11歳のときに縁があってお寺で生活して僧侶になりました兵庫県加古川市の福田寺に住み込みで修行し、大学卒業後、住職となり...

  •  0
  •  -

令和5年2月の山門掲示板「禅とはあるがままの自分を取り戻し幸せに生きる方法」

令和になってから早や5年がたちまして、2月の山門掲示板は、以前書籍紹介で紹介した曹洞宗僧侶の中野東禅老師の言葉から【書籍紹介】図解 早わかり! 道元と曹洞宗:一行三昧──ムダに考えない。ただ坐る<中野東禅著・三笠書房 (2014/4/21)>「禅」を解説した書籍や言葉は数多くありますが、中野老師のこちらの言葉は端的かつ分かりやすくてお気に入りの一つです老師の本はとてもわかりやすくてKindle Unlimitedにもありますのでぜひ...

  •  0
  •  -

令和2年4月の山門掲示板「演じない。飾らない。そのままでいられる人ほど 大切な存在」

4月の東光寺・山門掲示板はちょっとかわったところから・・・・演じない。飾らない。そのままでいられる人ほど 大切な存在ちょっとほんわかした言葉ですが、サンエックスからでているすみっコぐらしの毎日が幸せになる禅語の「拈華微笑」のページから頂かせていただきました「拈華微笑」についてはのちのちご紹介させていただくとして個人的にはお釈迦様のうまれた4月にとって、天上天下唯我独尊にちかいのかなと思いました一発...

  •  0
  •  -

令和2年3月の山門掲示板「春彼岸菩提の種をまく日かな」

2020年の春のお彼岸も無事終わりました3月の東光寺・山門掲示板は春のお彼岸にちなんだ言葉です春彼岸 菩提の種を まく日かな調べてみるとこの歌の作者は松尾芭蕉だったり与謝蕪村だったりと色々な説が流れていますが江戸時代の俳人・馬場存義の歌が元だという説が確かですけふ彼岸菩提の種も蒔日かな(題「義仲寺、翁の塚にて」の5句目)    『古来庵発句集前編』、鈴木勝忠・白石悌三校注『古典俳文学大系11 享保俳諧集...

  •  0
  •  -

令和2年2月の山門掲示板「脚下照顧」

令和2年 2月の東光寺山門掲示板最近NIKE社が開発したマラソンシューズが話題ですが、私たちの足下、履物に関連する禅語です曹洞宗の大本山、永平寺、總持寺にも、仁井田の東光寺も含め多くのお寺の玄関に脚下照顧と書かれた木の板があります禅語の中でも有名な言葉で会社や学校の標語になったりもしていますね孤峰覚明脚下照顧(きゃっかしょうこ)脚下は足もと、照顧はよく見て確かめる、或いは、行いを反省して一つ一つ顧みる...

  •  0
  •  -