平成29年現職研修会@歓喜寺
9月の4日・5日は市内の下北手歓喜寺さんで現職研修会でした、秋田県全県から多くの僧侶があつまり副住職も両日参加いたしました
※現職研修会とは55歳以下の曹洞宗僧侶を対象とした全国各都道府県で行われる講習会です
両日を通してのメインの講師には恐山院代(一般の方にはいたこでおなじみですね・福井市霊泉寺住職南直哉老師が来られました
インターネットで検索していただいてもわかるかとおもいますが、とても著名な方でご存知の方もいらっしゃるかと思います
Wikipedia南直哉 老師の項目へ
南老師は書籍もたくさん出版されていて、一般の方が読まれても非常に興味深い内容です
私も個人的に何冊か師の本を持っているので、後日「書籍紹介」カテゴリに掲載したいと思います
師の講義は、『正法とはなにか』を演題に、道元禅師の著書、正法眼蔵についてお話されました。どちらかというと仏教用語多数の僧侶向けの講義で、理論的に正法眼蔵を読み解く解説をされました。このページだけではお伝えするのは難しく、私の勉強も足りないところもあって今回は割愛させていただきます(気になる方は副住職に直接聞いていただければ)
南老師は在家の方向けにも講演を数多くされて秋田県に来られる方も多いのでぜひ一度足をはこんでみてください
また、人権学習では秋田大学教授である佐々木久長先生のご講義でした。
研修では僧侶以外のかたもゲストスピーカーで来られることもあり、違う視点から物事をとらえるキッカケをいただけます
講義は自死率が全国でも高い秋田県としてはビビットな話題である「生きることを支える自殺対策」というテーマでした
現在にいたるまでも、選ばれた方々や志願した方が、悩んでいる方々の相談にのったりお話をきいたりという制度はありましたが、先生の提案する”ゲートキーパー”とは、特別な人だけが活動するのではなく、県民それぞれが身近な場で自殺予防に取り組む必要があるといったものでした。
旧来の枠組みも必要なものではありますが、一人一人がもっと手軽に気遣いを手厚く”声かけ”気づき”を行うことによって、悩んでいる人に力になれたり、身近な変化に対応できるということです
生活スタイルの変化や時代的背景のもと、法事や葬式の場としてお寺がクローズアップされることがおおい今日ですが、本来の僧やお寺の役割として、宗門の行学を含め地域参画や身近に感じていただくお寺づくりを考えなければと痛感しました
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