【Q&A】お盆のホオズキにはどんな意味があるんですか?
〇ご質問
お盆の棚にホオズキを飾るところがありますよね?あれにはどんな意味があるんですか?
はい!お盆の棚経(皆様のお家を回るお経)の時にお子さんから聞かれた質問です\(^o^)/ お答えいたします
植物の「ほおずき」の名前の由来として有名なものには、「ほほずき」という読み仮名が昔から当てられており、人の頬の紅潮に似ているというものがあります
また、ほかの当て字の中には・・・
というものがあります
”鬼”という字がちょっと怖いイメージですが、この漢字の意味こそが、ホオズキがお盆に仏壇に供えられる要因となっています
鬼灯の漢字の意味を考えると、鬼のように妖艶な灯りという意味で、ちょうど暗闇の中の提灯を意味しているのですね
仏教では、お盆にご先祖さまの霊が帰ってくると考えられ、ほおずきは祖先がこの世に来る時のともしびで、目印となると昔の人は考えたのでしょう
現代社会のように夜でも電気で明るい時代とは違い、提灯のように鮮やかな実の色は確かに目印になりそうですね
また、昔はいまのようにいつでも果物が手に入りやすい時代ではなかったという時代背景があり、鮮やかなホオズキの色は珍重されていたとも考えられます
花瓶に生けたり、仏壇の上部にかざったりお供えの仕方には地域差があるようです。現在ではお盆が近付くとスーパーマーケットやホームセンターでもホオズキそのものだったり、模した飾りがラインナップされていることがありますね