お墓の水場にあるタオルの謎~不要なものは置いていかないでください~
放っておくとどんどん増えるタオル
東光寺の境内の方にはまったくそんなことはありませんが、東光寺霊園を見回りにいくと水道の近く、手桶のあるところにタオルがまるで神社のおみくじのように結ばれていることがあります
「なんのために置いて帰るのかな」
と疑問に思いつつも最近まで、お墓掃除に来た人が共用で使えるように置いていっているのだろうと善意に基づく行為だと思っていました
最近、檀家さんから声をいただいて東光寺霊園の手桶を一新し、そのときにあまりに使用済みのタオルが増えていたので全部持ち帰ってゴミに捨てました
色々な方から話を伺った結果、みなさんタオルを置いていくのは
”お墓掃除に使ったタオルを再利用したくないから”
ということが分かりました
お盆やお彼岸にご自分のご先祖さまの眠るお墓をきれいにするのはとてもいいことだと思いますが、みんなで使う水場や手桶もまたきれいに使っていただければと思います
お墓掃除に使ったタオルが汚く感じるのであれば、家に持ち帰って下駄箱や外仕事で使って本当に汚くなってから捨てればすむことです
他の人がしているからといって汚れたタオルをおみくじのように結んでいったところで
「いつから置いてあるのかわからない使用済みのタオル」を喜んで使う人は少ないでしょう
境内や霊園のお墓全体を掃除して悲しくなることですが
生もの食品や割れ物、たばこの吸いがらもそうですが、明文化されていなくても使用済みタオルはご自身で持ち帰っていただければと思います