常建「破山寺后禅院」
先週末はアトリオンで「欄の会 小品展」でした
副住職も長沼先生に師事しておりまして出品いたしました
今回書いたのは、初唐の詩人・常建の漢詩の一説です
清晨[せいしん]古寺[こじ]に入り 初日[しよじつ]高林[かうりん]を照らす
曲径[きよくけい]幽處[ゆうしよ]に通じ 禪房[ぜんばう]花木深[かぼくふかし]
[意訳]朝早く古寺に入ると、朝日が高い林の梢を照らしている。
くねつた小道が閑居に通じ、禅堂は深い花木のなかにある。
常建が江蘇省にあった破山寺・興福寺にある後禅院という住宅を訪ねた時の詩とされています
清らかな朝に歴史を感じるお寺に入り、花木が彩る情景が浮かんでくるような詩ですね。本当はこの後にも続くのですが大きさの都合でここまでということで